タイミーに行けばいいのに?僕がウーバーをやめない理由

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「『負け組ランドセル』と揶揄されても 『ウバッグ』を背負い続けるワケ」

ウーバー配達の仕事って、基本的にはすごくシンプル。お店で商品を受け取って、それをお客さんに届けるだけ。体はそれなりに疲れるけど、頭を使う場面はほとんどない。
上司に気をつかったり、納期や数字に追われたり……そういうプレッシャーから解放されるだけでも、かなり気持ちが楽になる。
それに、働く時間も休む時間も、自分で決められるのが大きい。体調が悪い日や、なんとなく気分が乗らない日には、無理して出る必要がない。アラームも鳴らさずに朝を迎えられるって、地味だけどすごくありがたい。
あと、地味にいいのが「運動になる」こと。歩いたり自転車で移動したりするから、自然と体も動く。会社勤めしていた頃と比べて、今の方が体も心も、ずっと健康だと思う。

「時間という資産」の話

ウーバー配達を始める前は、運送会社でサラリーマンをやっていた。年収は500万円ちょっとで、休日もそこそこあったけど……毎月の残業は40〜50時間。会社携帯は常に手元で、夜でも朝でも電話が鳴るのが当たり前だった。朝5時に仕事の電話が鳴るなんて、日常茶飯事。
そんな働き方の中で、いつも心の中で思ってた。「年収が少し下がってもいいから、もっと休みがほしい」「お金払ってでも、この会社携帯を返したい」って。お金より“時間”がほしかった。
それが今では、例の四角いバッグ――通称「ウバッグ」を背負って街を走りながら、あのとき本当に欲しかった“時間という資産”をようやく手に入れたんだ。
たしかにそのバッグは、「負け組ランドセル」なんてバカにされることもある。でも僕にとっては、自由と引き換えに手にした大事な証なんだ。

「無敵すぎる…ウーバーで手に入れた『失敗できる』という最強キャリア」

ウーバーの仕事が、キャリアとして“強い”とは正直言いづらい。これから先、AIやロボットがもっと発達すれば、配達の仕事自体が減っていく可能性もあるし、続ければ続けるほど、別の道に進みにくくなる不安もある。
今は一人だからまだ気楽だけど、もし家族ができたら? 奥さんや子どもを守る立場になったら、同じように働き続けられるとは限らない。
だから僕は、今この瞬間に「選択肢を持っておく」ことを大切にしたいと思っている。人生って、本当に何が起きるかわからない。だからこそ、いざというときに動ける力を残しておく。それが未来の自分を助けるんじゃないかと信じてる。

「ライターとしての活動とその理由」

そんなことを考えていた中で、僕は2年前から「ウーバー配達員ライター」として活動を始めた。今では、ライターの仕事がメインで、配達は副業みたいな感じになっている。
書く仕事を選んだのは、自分のようなちょっと変わったキャリアを歩んできた人間だからこそ伝えられることがあると思ったから。そしてもう一つは、どこかで「このままじゃダメだな」と感じていたから。
ウーバーの仕事はたくさん学ぶことがある。でも、他の仕事にも応用できるスキルが積み上がるわけじゃない。だからこそ、自分の中に“力”として残るものを増やしたい。そんな気持ちで、書くことに挑戦するようになった。

「今でも大切にしている もう会えない『ウバ友』の言葉」

お金がどれだけあるか、どれだけ時間が自由か、年齢や健康状態……。人それぞれ、置かれている状況は違う。でもウーバーの仕事って、やり方次第でその人なりの“幸せの形”に近づける働き方なんじゃないかと、今は思っている。
たとえば、会社勤めに疲れてちょっと休みたい人が「つなぎ」としてやるのもアリだし、こっそりお小遣い稼ぎをするのもアリ。体を動かしてダイエットしたい人にも向いてると思う。
僕はこれまでずっと、いろんな形でウーバー配達員として働いてきたけど、もっと多くの人にこの働き方の“選択肢”があることを知ってほしい。年齢も性別も関係なく、「こんな働き方もアリだな」と思ってもらえたら嬉しい。

最後に、少しだけ個人的な話をさせてください。


昔、ウーバーを通して仲良くなった友達がいた。でもその人とは、もう会えない事情がある。別れ際、その人が僕に言ってくれた言葉があるんです。
「佐藤さんには、ずっとウーバーを続けていてほしい」って。
その言葉を、今も心の中で大切にしています。恥ずかしいけど、本音です。
だからこれからも、僕なりのペースで、この働き方と向き合っていこうと思っています。

「働く意味って何だろう?」――ウーバー配達員の本音にふれて感じたこと

この記事は、ウーバー配達員として6年間働いてきた人のリアルな声をまとめたもの。
「なんで稼げなくなってるのに、ウーバーをやめないの?」って思う人もいるかもしれないけど、読んでみると、その理由は“お金”だけじゃないってことがわかる。

たとえば、筆者は「正社員じゃないこと」や「若い人と一緒にバイトすること」にちょっとした引け目や不安を感じてる。そういう気持ちって、あまり口に出しにくいし、共感してくれる人も少ないかもしれない。でも、この記事ではそれをちゃんと言葉にしてて、そこがすごく正直でいいなと思った。

それから、「時間がほしい」っていう気持ちもめちゃくちゃ伝わってきた。社会に出ると、お金よりも“自分の時間”をどう使うかってことが、すごく大事になってくる。でもそれって、学校じゃ教えてくれないし、周りの大人もあまり話してくれない。
この人は、ウーバーを続けることで、まさに“時間”を手に入れて、その時間を使って新しいこと(ライター)にチャレンジしてるんだよね。

あと、最後の“ウバ友”との話もじーんときた。「ずっとウーバーを続けてほしい」って言葉を、今でも大切にしてるっていうのが、なんかすごく人間らしくていい。

一言で言うと…

自由に働けるってことは、楽なだけじゃない。だけど、自分にとって“ちょうどいい働き方”を見つけるのって、めちゃくちゃ価値があることなんだなって思った。

これから進路を考える人や、「正社員だけが正解なの?」ってモヤモヤしてる人には、ぜひ読んでほしい。
“どう働くか”って、めちゃくちゃ自由だし、その自由をどう使うかで人生は変わる。そんなことを自然に教えてくれる、あったかい記事でした。

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