山尾志桜里氏、再起の夢は“不倫黙秘”で即撃沈 玉木代表も巻き添えで「統治能力ゼロ」の声
「復活の舞台は“会見”ではなく“炎上”だった――」
不倫疑惑・ガソリン代問題で世間を騒がせた山尾志桜里氏が、国民民主党からの出馬会見を開くも、説明ゼロ・逆ギレ気味の対応で国民の怒りに再び火をつけた。最終的には党が“公認取り消し”の緊急判断。政界復帰どころか、党の信用まで吹き飛ばした今回の騒動、その裏側には“無責任すぎる自己弁護”と、“見る目のなかった玉木代表”の影があった。
“公認取り消し”という名の公開処刑、支持者ドン引きの幕引き劇
参院選比例代表での華麗なる“政界カムバック”を目論んだ山尾志桜里氏(50)――だったが、現実はまさかの“秒殺退場”。
過去のスキャンダルに関しては終始ノーコメントで押し切ろうとするも、支援者たちはその沈黙に冷ややかに反応。「語らない覚悟」が潔く見えるには、少なくとも信頼という土台が必要だった。
一方、国民民主党はというと、かつて「この人ならいける」とゴーサインを出したはずが、いざ蓋を開ければ支持率は見事な右肩下がり。まるで株価チャートの教科書に出てきそうな“急降下”を記録した。
当然、党内では「これで本気で選挙勝てると思ってたのか?」という失笑が漏れ、玉木雄一郎代表(56)の“人を見る目”にも注目が集まる。もっとも、注目された時点で手遅れなのが常である。
ここまで盛大にブーメランを投げた挙げ句、それが秒速で自分の額に刺さるとは、本人たちも想定外だったのではないか。もはやこれは政治ではなく、ブラックコメディの脚本としか言いようがない。
“むき出しの好奇心には屈しない”→“質問には答えません”の自己矛盾ショー
6月10日。山尾志桜里氏は満を持して“出馬会見”を開催。
100人を超える報道陣が詰めかける中、彼女はややドヤ顔気味に登場――が、注目されたのはもちろん、政策でも所信表明でもなく、かつての不倫騒動、そしてその“余波”である。
とりわけ、不倫相手の元妻が自死した件については、避けて通れないはずのテーマだった。
ところが、返ってきたのは、まさかのゼロ回答連打。
「事情は存じ上げません」
「何もお話しできません」
「いろんな立場の方にご迷惑をかけるので…」
……もはや、“話す気ありません”の三段活用。会見とは名ばかりの“防御姿勢の見本市”だった。
会場の報道陣からは「じゃあ何のための会見なんだ」と怒号が飛び交う始末。
だがご本人は、あくまで冷静に、時折微笑みすら浮かべる徹底した“鉄壁ノーコメント”。もしかすると、説明責任を「説明しない権利」と勘違いしているのかもしれない。
こうして始まった彼女の政界復帰――いや、始まったふりをして即座に逆噴射しただけか。
少なくとも、「説明責任ってなに?」という問いに、これ以上ない皮肉な実演で応えてみせた会見だった。
玉木代表、完全に“見る目なし”を証明 党内からも呆れ声
山尾志桜里氏の擁立を決めたのは、言うまでもなく玉木雄一郎代表その人。
「この人ならいける」と直感を信じたのか、あるいは周囲の反応を読み違えたのか――
結果は、支持者からの猛抗議と支持率の急降下という、絵に描いたような“大爆死”ルートに突入。もはや自爆ボタンを自ら押したとしか思えない。
政治評論家・有馬晴海氏も、「山尾さんが失速の原因だったのは明白」「玉木さんに呆れている人も多い」と、ストレートなコメントを寄せている。
どうやら今回の擁立劇、政界ウォッチャーにとっても「何をどう見誤ったのか」が主な論点のようだ。
そして今、かつて“党の顔”として掲げられていた「手取りアップ」のスローガンは、
“政治センス、ガタ落ち中”という見出しにすっかり取って代わられた。
期待値だけが高く、結果は瓦礫――この現象に名前をつけるなら、「政治的セルフクラッシュ」とでも言えばいいだろうか。
“地球5周分ガソリン”からの復活劇…になるはずが、再び泥沼へ
“ガソリーヌ騒動”“議員パスの私用”かつてのスキャンダルで名を馳せた山尾志桜里氏。
それでもなお、「もう一度政界で」と決意したその姿勢だけは評価できた……はずだった。ところがフタを開ければ、出てきたのはまたしても“説明拒否”のオンパレード。今回は自滅型のセルフ崩壊で、見事に幕を閉じることとなった。
かつて掲げていたスローガンは「むき出しの好奇心には屈しない」。
今となっては、これが実に皮肉に聞こえる。むき出しの質問からは全力で退避、疑惑の追及にはシャッターガラガラ。あれは「説明しない覚悟」を表明していた言葉だったのだろうか。
本人の中で“清算済み”となっていた過去の案件も、世間にとってはまったく未解決のまま積み残し。
その重さに耐えきれず、ついに今回も、自らの足元を崩してしまったようだ。
離党宣言も“捨てゼリフ”、今度は玉木氏に矛先
最終的に山尾志桜里氏が選んだのは――おなじみ、X(旧Twitter)での“劇的幕引き”。
《統治能力には深刻な疑問を抱いております》
と、静かなる怒りを込めた一文で国民民主党からの離脱を宣言した。
が、これが想定したほどの“共感”を呼んだかと言えば……答えはNO。完全にNOである。
ネット上にあふれたのは、むしろ冷めきった突っ込みの数々。
「説明ゼロの人が統治を語るな」「まずは自分の足元を統治してからにしてくれ」といった声で埋め尽くされ、“感情的ブロック芸”と化した投稿に拍手喝采は起きなかった。
それにしても、説明責任をことごとく回避し続けた人物が、最後に掲げた旗が「統治能力への疑問」とは…。
このブーメランの弧の美しさ、もはや芸術の域である。
まとめ
山尾志桜里氏の政界復帰劇――蓋を開ければ、“説明しない自由”と“逆ギレ対応”という最悪のツートップで自爆エンド。
復帰どころか、自ら信用を火にくべる形での炎上退場となった。
巻き添えを食らった玉木代表も、もはや“見る目のなさ”という新たな看板を背負わされ、党の信頼は地にめり込むレベルで失墜。
この一連の騒動は、政策も理念も吹き飛んだ、まさに“政治ショー”の完成形だった。
本来なら、「政治はエンタメではない」と言いたいところだが――
今回ばかりは違った。これは完全に“炎上系リアリティ番組”だった。
違うのは、チャンネルを変えられないし、出演者たちは誰も責任を取らないという点だけだ。