“SNSで嫌われる才能”だけは超一流!蓮舫出馬で立憲が抱える地獄のリスク

山尾志桜里氏の“政界復帰ドタキャン劇”で大炎上した国民民主党。
ようやくその火の粉が収まりかけた……と思いきや、今度は立憲民主党が自らバケツをひっくり返す番のようだ。

ターゲットは、SNS界隈で“最も嫌われた女”の異名すら囁かれる蓮舫氏。
知名度だけを盾に突き進むその姿勢に、党内ですら「また火をつける気か」と戦慄が走っている。
応援活動を装った“出馬テスト走行”を繰り返すたび、党関係者の胃には穴が開き、労組は顔を曇らせ、
選挙戦はいつしか“炎上力と信頼残高のチキンレース”へと姿を変えていく。

もはやこれは、立憲民主党の“再生”ではなく“再燃”。
「山尾ショック」の次に待つのは、果たして「蓮舫ショック」か――
“嫌われ者マニア”という新ジャンルの候補者選びに、地雷カウントダウンはすでに始まっている。

目次

◆国民民主、山尾氏を“即リリース”した理由

今夏の参院選で比例代表として擁立予定だった山尾志桜里・元衆院議員。
だが国民民主党は、あっさりと“公認取り消し”を決定――その一手は、まさに政治的損切りという名の撤退戦だった。

背景にあったのは、擁立発表後にじわじわと始まった支持率の沈下、そしてSNSでの「山尾はない」大合唱。
本来、会見で信頼を取り戻すはずが、ふたを開けてみれば、出てきたのは言い訳ともつかぬ“自己弁護ショー”。
説明するたびに火がつく逆効果っぷりに、党内でも「これはもう無理筋」という声が噴出していた。

結果、国民民主党は理念より生存、情より数字を選択。
山尾氏という“ハイリスク銘柄”を、市場が暴落しきる前に切り捨てた形だ。

もはや「信念」とか「政策」とか、そんな高尚な言葉はどこか遠くに吹き飛び、
残ったのは、信用チャートと風評リスクを睨んだ政治的デイトレードの一幕だった。

◆次なる火種は蓮舫?立憲民主に広がる“デジャヴ感”

この“山尾ショック”を笑って見ていられないのが、立憲民主党。
というのも、次なる“トリガー候補”としてじわじわ名前が浮上しているのが――はい、あの蓮舫氏である。

SNS上ではすでに“嫌われ者枠”として確固たる地位を築いている彼女。
「また出てくるの?」という声があがるたびに、しれっと都内で立憲候補の応援に登場。
まるで前説タレントのようにマイクを握り、空気をザラつかせている。

党内関係者も「そのうち正式に出馬するだろう」と半ば諦め顔だが、ネット上ではすでに
「第二の山尾枠か」「嫌われ耐性テストの実験台か」など、不安と失笑のコンボが炸裂中。

確かに山尾氏と蓮舫氏、“SNS耐性ゼロ・敵は外より内にあり・謝らない・説明しない”と、共通点には事欠かない。
もはや政党側の立候補者選びも、政策より話題性、人気より炎上力が重視されているのかもしれない。

そしてなにより恐ろしいのは、これが笑い話ではなく、本当に選挙で起こりうる“現実”だということだ。

◆“知名度だけじゃ勝てない”を証明した前回選挙

都知事選で小池百合子氏に完敗、どころか、まさかの2位にも届かずという屈辱的大敗を喫した蓮舫氏。
いわば「出馬しただけ損」と言っても差し支えない惨状に、本人もさすがにダメージを受けた……かと思いきや。

そこはさすがの“鋼のメンタル”。敗北の余韻が冷めきらぬうちに、次の前線復帰を視野に入れているというから驚きだ。
が、その意気込みとは裏腹に、“人気のなさ”だけは全国区**。票数は冷酷にその事実を突きつけている。

立憲民主党の内部でも、「そもそも出馬させるメリットって、どこにあるの?」と悩みというより半ば絶望に近い声があがり始めている。
話題性はある。だが、それが得票数に直結する保証は皆無。むしろ、敵を増やす“特性持ち”として取り扱いは極めて慎重にならざるを得ない。

それでも出てくる、このブレない“強心臓”。
ある意味で、その自己評価の高さこそが最大の武器――そして、最大のリスクでもある。
「誰が求めてるのか」はともかく、本人だけは今日も出馬に前向き。
民意と自己イメージの乖離、それ自体がもはや政治問題である。

◆立憲執行部は“推したい”…でも参院側はドン引き

立憲民主党内でくすぶり始めているのが、“蓮舫再出馬”をめぐる新たな火種。
執行部――特に野田佳彦グループあたりは、なぜか妙に前のめり。
もはや「蓮舫フィーバー」とでも呼ぶべき盛り上がりだが、その熱狂、周囲とは温度がまったく合っていない。

参院側では早くも冷や汗モード。「あの強すぎるキャラで、むしろ票が逃げる」「支援労組との関係が壊れる」と、現実的すぎる懸念があちこちから噴出している。
選挙は人気投票ではない――とはいえ、不人気票の破壊力もまた無視できないのだ。

特に深刻なのが、彼女に支援と資源を注げば注ぐほど、労組推薦の他候補が“巻き添え落選”するかもしれないという見立て。
今の蓮舫氏は、もはや一人の候補というより、選挙現場を荒らす“政治的ハリケーン”と化している。

出馬を熱望する一派。戦々恐々とする現場。睨みを利かせる労組。
そして当の本人は、風を読まずに風を起こす気満々――
その無敵の“突破力”、方向さえ間違えなければ武器だったかもしれない。が、いまのところ照準は味方側に合っているようだ。

◆“最終テスト”としての都議選応援行脚?

現在、蓮舫氏は都議選応援を名目に、都内をあちこち奔走中だが、これは選挙応援というより“現場テスト”の様相を呈している。
街頭に立っては、反応の温度を測り、好感度を探り、空気を読み取る――
いわば政党主催の“公開オーディション”である。

立憲側としても、もし聴衆の反応が微妙なら、「今回は見送る判断となりました」と体よくフェードアウトできる逃げ道が確保されており、
今の街宣は単なる応援というより“出馬の生存確認”といってもいいだろう。

だが、そんな微妙な空気をよそに、蓮舫氏を支える執行部内の一部はすでに“出馬ありき”で頭が固まっているようだ。
現場の反応? 空気感? 労組の顔色? そんなものは関係ない。
まるで推しの主演舞台をどうしても開催したい熱狂的ファンのようなノリで突き進んでいる。

理屈も空気も数字も度外視。
いまや「蓮舫を出したい」という感情だけが、政策よりも上にあるという逆転状態。
もはや政党運営ではなく、“情熱主義の政治サークル”と化している。

問題は、その“情熱”に対し、肝心の有権者の反応がどれほど冷ややかか――
それを見極めるこの都内遊説が、彼女と党の“現実認識力”を測る最後のテストになるかもしれない。

◆“ショック”を連発する野党の未来は?

山尾氏で盛大に火傷を負ったばかりの国民民主党。
その傷も癒えぬうちに、他党を横目で笑っていた、のだが、気がつけば立憲民主党も見事に同じ地雷原を踏み抜こうとしている。
“人の振り見て我が振り直せ”どころか、むしろ逆。
もはやこれは「新たな火種への依存症」とでも呼ぶべき、終わりなきブーメラン体質のループだ。

“強烈な攻撃力”は確かに魅力的だ。
だが、それは必ず“強烈な拒絶反応”とセット販売になっているという現実を、
わずか数週間前の“山尾ショック”が教えてくれたばかりではなかったか。

それでも突き進むというなら、次に待っているのは――
そう、アクシスショックならぬ「蓮舫ショック」第2章である。

前作(山尾)はドタバタの末に打ち切られたが、今作(蓮舫)はそれを超える“炎上力”を秘めた続編になるのか、
あるいは、シリーズごと終焉を迎える壮絶なラストが待っているのか。

いずれにせよ、笑えないこの“政治エンタメ”の被害を最終的に受けるのは、またしても――有権者である。

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